先輩の声 <介護支援専門員>

By 福泉会, 2019年9月15日

VOICE Vol.10

 

 

東 香織

Kaori Azuma

所属:永平寺ハウス居宅介護支援事業所 

職種:ケアマネージャー

 

入職を考えている方へ

私は平成7年4月に、永平寺ハウスが開所されると同時に介護職の仕事を始めました。それまで勤めていた会社を辞め、転職をしたのには理由があります。それは私を育ててくれた祖母への恩返しをしようと思ったからです。家庭の事情で、小学校低学年から祖母に育ててもらい、私が22歳の時に亡くなりました。亡くなる数か月前に病気で入院し、手術を受けた後一時期は意識も回復しましたが結局退院できずにこの世を去りました。まさかそんなに早く亡くなるとは思っていなかった事もあり、それまで私は祖母に優しい言葉をかけたりいたわる事もあまりせず、もういなくなってしまった祖母への大きな後悔が残りました。その後しばらくして介護職員募集の事を知り、自分の祖母へ優しくできなかった分、地域のお年寄りのお世話をする事が少しでも恩返しになればと思い、転職を決意しました。

私は祖母がよく作ってくれた、大根や油揚げの煮物や甘い味付けの卵焼きが大好きでした。そして今、自分が同じような味付けで作っています。祖母が亡くなって20年以上経ちますが、全てを包み込んでくれるような優しい祖母の笑顔が今でも忘れられません。今はケアマネージャーの仕事をしていますが、介護職をしていた時も現在も、楽しい事よりつらい事の方が多い気がします。それでも今まで仕事を続けてこられたのは、祖母のおかげだと思います。